気候・風土へのこだわり
岐阜県の東濃地区は海がなく、中山間地が多いため『内陸性気候』になり、湿度が低く、昼間は暑く夜は冷込む大きな気温差が高品質で美味しい自然薯を安定的に生産できる基盤となります。
また、海岸から遠く離れているので自然薯の天敵であるウィルスの羅病種も少ない好環境にあります。恵まれた環境で育った高品質で美味しい自然薯は地元の食文化としても定着しています。
土へのこだわり
水戸屋の畑は毎年自然薯の収穫後に専門機関で土壌分析を行い、分析結果に合わせた適正な堆肥・施肥などの使用量を決めます。
土壌の『化学性』については有機肥料を軸にした施肥の設計を行い、『生物性』は有益微生物を多く含んだ発酵堆肥を使用、『物理性』は通気性をよくするために籾殻などを必要に応じて使用します。
栽培方法へのこだわり
栽培の基本・取組姿勢、自然薯の生態は世界で初めて自然薯栽培法を構築した農園に指導を受け、現在は波板を傾斜に沿って敷き詰める水戸屋独自の栽培方法を採用しています。
敷き詰めた波板の上の土は、水分量も少なく、この環境で育った自然薯は糖度が上がり、風味や粘りも強くなります。また長い年月をかけて高品質の種を繰り返し選別し、畝上の土の調整を行うことで水戸屋の自然薯がつくられます。
品種へのこだわり
水戸屋では実践出来る生産者が少ないとされる自然薯の異品種同士を交配し、その種子を3年育成したものから優れた個体を選抜します。種子繁殖から出来る品種は形状だけでなく特に粘りや風味の食味による正しい選別が重要です。
水戸屋では年間数千食の生の自然薯を取り扱う、自然薯を知りつくした調理人が食味検査をして優良な新品種を選別し、その品種の増殖を続けています。
自然薯専業者としての取組み
水戸屋では公的機関からの認定・認可・確認を受ける事で
お客様の信用・信頼に繋げていきたいと考えています。
また各地の生産者との高度な栽培技術の共有化や研究者からの習得、
自然薯の幅広い層への普及の為、異業種との連携商品の開発にも取組んでいます。
主な受賞・認定歴
2007年10月『飛騨・美濃すぐれもの』認定 / 岐阜県
2013年5月 六次産業化の事業計画』認定 / 東海農政局
2013年6月 農業経営改善計画書』の認定 / 恵那市
2013年12月 伊勢神宮外宮に自然薯と自然薯粉末を奉納 / 伊勢市商工会議所
2018年10月『岐阜県GAP』の認定/ 岐阜県
2021年5月 第一回『ぎふ清流GAP』の認定 / 岐阜県
2022年1月 自然薯で『とろ姫』の商標を登録 / 特許庁